人材育成黒潮塾
平成30年度 |
事業名 | 「八重山・青少年リーダー研修」人材育成黒潮塾 | |
事業目的 | 八重山圏域は歴史、自然、文化等個性にあふれた地域であり、圏域住民の地域への思いは強いものがある。今後八重山圏域の振興及び活性化を図るには、地域資源を地域の力で創意工夫し、地域づくりの方向性を考える取り組みが重要となる。 そこで、八重山の自然や文化、モノづくりを通して八重山の魅力や可能性を実感し、広い視野で取り組むことのできる地域の担い手となる人材育成と、研修生同士の交流ネットワークづくりを目的とし、八重山圏域の中学生を対象にリーダー研修を実施する。 |
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事業概要 | (1) 講話・講義 本組合理事長(石垣市長)よりリーダーについての講話。 竹富町西表出身の小学校教諭よりリーダーについての講義。 (2) モノづくり体験 石垣出身の木工作家を講師に招き、県内に植生する樹木の香りやぬくもりを感じながら自分の手になじむ木工スプーンづくりを体験。 与那国町出身の民具職人を講師に招き、クバの葉を使った民具づくりを体験。 (3) 野外炊飯体験 火おこしから調理、片付けまで研修生同士で話し合い協力して、夕飯のカレーづくりを体験。自分でつくったクバの葉のお皿に、自分でつくった木工スプーンを使って、自分たちでつくったカレーを食べた。 (4) 天体観測 八重山星の会に講師を依頼し、八重山の星空の魅力や、夏の星座・惑星について解説してもらい天体観測を体験。 (5) カヌー体験 マングローブが広がる名蔵アンパルにおいてカヌー体験。八重山の大自然を体感。 |
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事業効果 | 八重山の中学生を対象に研修生を募集し、1泊2日の日程で開催。石垣市から22名、与那国町から3名が参加し、研修の全日程を終了することができた。 研修生はほぼ初対面で学校や学年が違うこともあり、当初とても緊張していたが、たくさんの体験を通して徐々に打ち解けていき、それぞれの班で話し合い協力し合いながら、個々の役割を見つけていく姿が印象的であった。 この研修を通し、リーダーについて、モノづくりを通して先人たちの知恵や魅力を体験、野外炊飯では協力して自分たちで料理を完成させることができ、また、八重山の星空の素晴らしさや名蔵アンパルの自然と環境についてなど、学び考える機会となった。また、研修生同士の繋がりと絆ができ、協調性を養う良い経験となった。 研修生からの体験感想文においても、それぞれの体験を通し学んだ事や、研修生同士の絆について、とても良い経験となったとの感想があり、今後もこのような人材育成事業を継続していくことは、とくに離島に住む子ども達にとっては貴重な経験となるため、今後も継続する方向で検討したい。 |
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平成29年度 |
事業名 | 「モノづくり木工ワークショップ・人材育成黒潮塾」 | |
事業目的 | 八重山圏域は歴史、自然、文化等個性にあふれた地域であり、圏域住民の地域への思いは強いものがあります。今後八重山圏域の振興及び活性化を図るには、地域資源を地域の力で創意工夫し、地域づくりの方向性を考える取組みが重要となっています。 そこで圏域住民を対象としたワークショップを開催し、地域活性化の可能性を探り、広い視野で取り組むことのできる地域の担い手となる人材を育成することを目的とします。 |
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事業効果 | 八重山出身の木工作家を講師に招き、県内に植生する樹木を材料に「木」の香り・ぬくもりを感じながら、自分の手になじむ木工品を作り、その作品を実際に使用「作って初めて分かるデザイン・使って初めてわかるデザイン」をコンセプトにワークショップを体験してもらった。 募集は小学生と中学生を対象に行い、今後の八重山圏域を担う島の子ども達や親子が多数参加、身近にある木材で自分なりの「モノづくり」について改めて考える良い経験と刺激になった。日頃カッターや彫刻刀といった刃物を使用する機会が少ないことから、慎重に削りながらも黙々とモノづくりに没頭する姿、親子で協力して楽しむ姿が印象に残った。 大きな怪我人もなく「世界にひとつだけのオリジナルのジャムベラ」を完成することができ、モノづくりの魅力に触れることで、島にある材料で他のモノづくりもしてみたいという興味や意欲へとつながった。 |
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平成28年度 |
テーマ | 八重山圏域3市町職員研修会 「座間味村で学ぶ 離島の行財政運営」 |
研修 |
講師名 | 宮里 哲 氏(座間味村長) | ||
趣 旨 | 新空港開港から3年が経過し、八重山の島々では個性あふれる自然や文化に魅せられ年間約120万人の入域観光客が訪れるなど、本圏域の基幹産業である観光業をはじめ関連産業が著しく伸びています。一方では多島日帰り観光等により滞在型観光が伸び悩むなど体験型や定着性のある商品開発、地域経済に結びつけられるより効果的な施策の展開が急務となっています。
このような中、自治体においては、各種産業の更なる振興や圏域全域の活性化を図るため、行政職員の事業・施策の立案能力の向上や多様化する行政ニーズに的確かつ迅速に対応できる人材が求められています。また、私たち3市町においては、人の交流や文化・自然等の多くを共和・協調している一方で、自然環境の保全、庁舎移転等多くの共通する課題も山積しています。ついては3市町の実情・実態に沿った振興を図るため本事業を実施し、圏域全体の活性化はもとより、自治体の枠を超えた職員相互の意識の高揚・啓発や情報の共有化を図り、実効能力のある行政職員を育成することを目的とします。 |
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実施場所 | 座間味村役場及び村内、石垣市内 |
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平成27年度 |
テーマ | シンポジウム |
公開討論 |
講師名 | 納戸 義彦 氏(NPO法人「島の風」理事長) | ||
趣 旨 | 基調講演:川本 和久 氏(福島大学陸上部監督) |
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実施場所 | 石垣市商工会ホール |